武田薬品工業株式会社<東証第一部 コード番号4502>、子会社の水澤化学工業株式会社の全株式を、大阪ガスケミカル株式会社に譲渡すると発表。
武田薬品工業株式会社<東証第一部 コード番号4502>は、子会社の水澤化学工業株式会社の全株式(保有割合54.2%)を、大阪ガスケミカル株式会社に譲渡すると発表した。
水澤化学工業は、石油や油脂の精製に必要な活性白土を国内で精製するため1937年に創立され、現在、活性白土を主要製品とする吸着機能材および樹脂用機能性フィラーと塩化ビニル用安定剤を主要製品とする樹脂添加剤の製造・販売を中心に事業を行っている。
武田薬品工業は、現在、持続的な成長の実現に向け、消化器系疾患とオンコロジーの領域をはじめとして有望な新薬候補物質に研究開発資源を重点的に配分するとともに、今後の当社事業を牽引する新興国の医薬品市場へ積極的な投資を行っており、そのような状況下、水澤化学の今後の事業発展を慎重に考慮した結果、大阪ガスグループの中核企業のひとつとして、炭素繊維をはじめ繊維活性炭や吸着剤事業を主に、幅広い事業を展開している大阪ガスケミカルと事業の相乗効果を発揮していくことが水澤化学の今後の発展に大きく繋がるものと考え、武田薬品工業が保有する水澤化学の株式を譲渡することとした。