オリックス株式会社<東証第一部 コード番号8591>、子会社であるOPI・11株式会社により株式会社アーク<東証第一部 コード番号7873>が発行する株式に対する公開買付けを実施すると発表。

オリックス株式会社<東証第一部 コード番号8591、以下「オリックス」>は、子会社であるOPI・11株式会社(以下「公開買付者」)により株式会社アーク<東証第一部 コード番号:7873、以下「アーク」)が発行する株式に対する公開買付け(以下「本公開買付け」)を実施すると発表した。

公開買付者は、東京証券取引所にその株式を上場しているアークに関して、株式会社地域経済活性化支援機構(以下「支援機構」)の保有する株式を取得すること(以下「本件取得」)により総議決権の過半数を取得し連結子会社とした上で、アークの企業価値の向上支援を図ることを目的に本公開買付けを行う。
本件取得は、オリックスが支援機構から入札への参加の打診を受け、支援機構による入札プロセスを経てオリックスが優先交渉権者として選定され、その後、公開買付者と支援機構との間で行われた交渉・協議に基づき、実行されるもの。
なお、本公開買付けは、応募予定普通株式を取得することを目的としており、アークの普通株式の上場廃止を企図したものではないとしている。

アークは1968 年に設立された自動車や民生機器業界向けに開発支援サービスを提供する国内大手企業である。工業用デザインモデルの高い製造技術力を基に、80 年代から海外展開を進めてきており、2000 年以降は積極的なM&A を通じて事業規模を拡大し、05 年には株式上場を果たしましたが、リーマンショック後の世界経済の減速を受けて業績が悪化、2011 年に支援機構(当時は企業再生支援機構)等の支援を受け、経営管理体制と事業構造の再構築を図り、以降順調に業績を回復している。

オリックスは、これまでにも成長が期待できる産業における高い技術力や成長力を持った企業に投資し、オリックスが持つ専門性や事業プラットフォームを活用し、既存事業のさらなる成長や高度な経営体制の確立など、投資先の企業価値向上につながるさまざまな経営支援を行っており、アークにおいても、オリックスが国内やアジアで展開する自動車等のリース事業を通じて構築した主要メーカーとの取引ネットワークや、これまでの事業投資における経験や知見を有効活用することにより、アークのさらなる成長に寄与できるものと考えている。

注目のコンテンツ

M&A事例
サブコンテンツ

このページの先頭へ