アイカ工業株式会社<東証第一部 コード番号4206>、昭和電工株式会社のフェノール 樹脂事業を譲受けると発表。

アイカ工業株式会社<東証第一部 コード番号4206>は、昭和電工株式会社のフェノール樹脂事業を譲受けるための株式譲受契約を締結したと発表した。

アイカ工業グループは、中期経営計画において、「改修・リフォーム・医療介護など成長分野への取り組み強化と用途開拓による国内中核事業の持続的成長」、および「海外事業・機能材料事業の展開加速を通じた事業構造の変革」を経営戦略として掲げている。

この戦略の下、これまで国内建築分野に依存していた化成品事業全体の構造転換を図るために、2012 年12 月のアイカ・アジア・パシフィック・ホールディング社の買収とその子会社群を通じたフェノール樹脂を含む建築用・産業用樹脂の海外展開、並びに、国内外市場における自動車・電子・化粧品など非建築向け用途を主たるターゲットとする機能材料事業の拡充を推進してきた。

このたび、昭和電工との間で譲受けることに合意した同社のフェノール樹脂事業は、長い歴史に培われた高い技術力と、建築用途のほか自動車、鉄鋼、塗料、電子材料など幅広い用途の製品群を有しており、当該対象事業の技術力と製品群を海外拠点に展開することで、今後、大きく伸張することが期待される中国・ASEAN 地域におけるフェノール樹脂事業の強化を図ると共に、国内外市場の非建築用途向けビジネスの一層の拡充を推進することにより、化成品事業全体の更なる構造変革と成長を実現するとしている。

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